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卒業しました!


こんにちわ、konagasaです。今は一年ぶりの日本から投稿をしています。

大講堂でのスイス式の厳粛な卒業式、名門ホテルでの盛大な卒業パーティ、そして1年間の苦楽をともにした友人達とスイス式の別れをつげ、我々89名は世界各地に飛び立っていきました。

今年からProgram directorに就任したMarthaのもと、まさに一つの"Family"のようなMBAだったと思います。新しいカリキュラムをどんどん導入し、我々の学びのペースが落ちると叱咤激励するMarthaのもと、不平を言いながらも真剣に議論し、一緒にIMD MBA 2009のプログラムを作り上げた達成感がありました。

振り返れば約11ヶ月間、本当に充実した時間を過ごせたと感じています。いろいろ楽しいことや辛いことがありましたが、数あるMBAの中からIMDを選んだことはベストの選択だったと思います。最後友人たちとIMDでの学びや今後の人生に活かせる経験は何かを真剣に議論してきたのですが(IMDらしいですね)、かけがえのないネットワークやアカデミックな面はもちろん、ソフトスキル面(リーダーシップなど)や人間力の面で、大きなバリューを得たというのがコンセンサスでした。

RioさんやNさんも書かれているように、30カ国以上から来た学生と昼夜問わず密に過ごすカリキュラム、Group dynamicsを学ぶことにフォーカスしたグループワーク、自分を掘り下げるLeadership Streamやカウンセラーとの定期セッション、外国人相手にリーダーシップを試される数々のコンサルティングプロジェクトなどなど。。。アカデミックな面ではどのMBAもあまり違いはないのかもしれませんが、ソフトスキルや人間性の面でバリューを得られるのはIMDの大きな差別化要因だと思います。

特に、日本人としての価値観がマジョリティを占めていた自分にとっては、深い人間関係の中から垣間見た世界各国の価値観の違いや、その価値観の違う外国人達をマネジするリーダーシップスキルと自信、そして何よりも客観的に自分自身を見つめなおすことができたことは、大きなプラスになったと思います。

友人たちとのディスカッションの中でも大きく盛り上がったのですがIMDのカリキュラムの個人的なベスト10をご紹介します。

10位:Start-up Projects
→Building block1の期間中に行われた、Start up企業へのコンサルティングプロジェクト。6人一組でグループを組み、マーケティングや営業戦略など全ての戦略を限られた時間内でサポートを行います。私の場合は、GPSサービスを提供するベンチャー企業に、マーケティング、営業、人事、組織戦略のコンサルティングを行いました。

9位:Building blocks 1&2 
→約5ヶ月で十数科目を履修する集中プログラム。個人的には、Leading people in organizations、Innovation、Finance、Marketingでの学びが大きかったかなと。数々のTheoryやFramework、そしてそれらの理論を国際的に見たときの視点の違いは特に価値がありました。

8位:Career service
→IMDの売りのひとつである充実したCareer service。全世界のトップ企業合計50社以上が年間を通じてCampusに訪れます。特に、9月のCareer service weekには集中して数十社が訪れ、学生はキャンパスにいながらセミナーからインタビューまで受けることができます。多くのクラスメイトがこの期間に内定をGetしていました。

7位:After class
→Study room、近くのバー、友人宅、そして小旅行などなどを通して友人達と過ごす時間です。平均年齢が高く社会経験豊富な多国籍の友人達とのディスカッションは本当に貴重です。まじめな話からここでは言えない話まで本当に良い思い出になりました。

6位:Elective Streams and OWP
→Rioさんが書いていたようにIMDの名物教授達が週代わりで様々なテーマをレクチャーしてくれます。詳細はRioさんコメントご参照下さい。また今年から始まったOWP(IMDのエグゼクティブ用プログラム)のイベントに参加したり、ネットワーキングをすることによりMBAだけではないシニアな人たちとのネットワークが格段に拡がりました。

5位:Integrated exercise
→1年を通じて計4回?はあるIMDの名物プログラム。グループ毎に特定のテーマを深堀し、数日内にマネジメント層にプレゼンをするインテンシブなカリキュラムです。クラスで習ったTheoryを実践するというメリットだけではなく、時間というプレッシャーの中で垣間見れるGroup dynamicsやLeadership exerciseは今後のキャリアに活かせる経験でした。

4位:Overall group work and PDI
→BB1、BB2、Start-up、ICPといった主要なGroup workでは最後にPeer reviewを行い、Group内での真のLeaderを投票します。Leaderに選ばれることは皆が憧れる栄誉でもあり、数多くの喜怒哀楽が見られる瞬間でもあります。グループメンバーからリーダーとして認められたときは本当に自信になりました。また、Peer reviewのSessionもとても重要です。お互いの評価を真剣にし合うセッションは、当初は抵抗感がありましたがこのSessionで得られたFeedbackは本当に為になりました。もう一つ忘れてはならないのがPDIセッションです。週一回専任のカウンセラーと自分について語るセッションは、自分自身を深堀りする上でとても有意義な時間でした。

3位:Live case week
→今年の新たな取り組みで、1週間のインテンシブなプログラムです。十数名の企業の第一線で活躍するマネジメント層が、彼らが実際に経験したビジネスケースをライブでレクチャーをしてくれます。教授が行うケースではなく、リアルなマネジメントがライブで語るケースは現実味があり刺激的でした。

2位:International Consulting Projects (ICPs)
→Nさんも触れていたコンサルティングプロジェクトです。約3ヶ月間に渡り大企業向けに様々な戦略提案を行いインプリまで行います。詳細はNさんのコメントをご参照ください。他のプロジェクトと同じく、密なプロジェクトワークということでGroup内やクライアントとの間の様々なGroup Dynamicsを学ぶことができました。

1位:Discovery trip
→栄えある1位は、南アフリカへのDiscovery tripです。全行程のうち1週間は現地のベンチャー企業へのサポートプロジェクト、残りの期間は南アフリカの要人とのディスカッションや現地の文化に触れるイベントがめじろ押しでした。南アフリカの人々から感じたエネルギーやバイタリティーは自分の人生観を変えるような大大インパクトでした。

こうして見ると、後半4ヶ月のカリキュラムが多いですね。IMDのプログラムは前半がTheoryやFrameworkを学ぶ期間。後半は、学んだ理論を実践するプロジェクトやBusiness Tripが中心なので記憶に残るのは後者なのかもしれません。

さてさて、話を戻すと。Rioさんが書かれた選択授業期間のあとは、これまでの棚卸し的な総まとめ授業が続きました。IMDの名物教授達の授業から、フランス国境にあるCERNへのプロジェクト見学、パフォーマンスの授業でシェイクスピアのハムレットを演じたり、IMDらしいバラエティに富んだカリキュラムが盛りだくさんでした。

もちろん、最後の2ヶ月をエンジョイするべくプライベートも皆大忙しです。仲が良い友人たちとパーティを開催したり、週末に家族と欧州旅行をしたり、卒業パーティに向けてのイベント準備に励んだり。私も負けじとパーティにいそしみ、卒業パーティー用のライブの練習に励み、今後10年分ぐらいの欧州旅行もまとめて楽しんできました。スイス国内だけではなく、オーストリア、フランス、モナコなど、、、ローザンヌは欧州のど真ん中にあるだけあり、どこに行くのも本当に便利です。


卒業式入場前の席順確認の様子
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卒業式はスイス式というか、IMD式というかIMDの大講堂で様々なゲストを迎えた厳かな雰囲気でした。人数が少ないメリットで、全員が壇上にあがり学部長から卒業証書を頂きました。夜からは名門ホテルの大広間を貸しきってのカクテル、ディナー、私もメンバーの一員であるIMD MBA2009バンドのライブ、そしてDJによるクラブイベントと盛りだくさん。終わってみれば明け方で、最後のローザンヌの夜を精一杯楽しむことができたと思います。

いろいろと書いてきましたが、私の投稿はこれで最後にしたいと思います。この11ヵ月で培った掛け替えのない経験は本当に人生の宝物になりました。最終授業のメッセージにあった、”卒業”=”新たな出発”を胸にリアルな世界に戻りたいと思います。クラスの多国籍を反映して、MBA 2009リユニオンはこれから世界中で行われていきます。日本からだと物理的にどれだけ参加できるか分りませんが、世界中に散った"Family"との再開を今から楽しみにしています。


ICPプロジェクトのClosing sessionにてクラス全員で
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# by ouchy | 2009-12-19 18:57

卒業まで2週間強

こんにちは。Rioです。ブラジルのリオでオリンピックが決まった際に、クラスメートからオメデトウ、と便乗して祝福されました。小生も久々の投稿ですが、この2カ月くらいのことや今受けている選択授業(Electives)について書いてみたいと思います。

私のICPクライアントは某国の鉱業会社だったのですが、プロジェクトは恐ろしく分析・エクセルワーク中心で、あまり書けるハイライト(国外に出張したとかもなく)がないので割愛したいと思います。ただチーム・コーディネーターというのを担当して、メンバーから厳しい意見も時にもらいながらやったことは非常に大きな学びとなりました。本当に濃い体験になりましたが、もう一度同じICPをやれといわれると多分無理です。

その他は、10月はローザンヌで行われたマラソンのハーフ部門にクラスメートと出たり、いつも通りサッカーを日曜にしたり、イギリス、ロシア、スイス国内などに時間を見つけて出かけていました。サッカーの関係でいうと、ワールドカップ予選(スイスは見事2010年南アフリカ・ワールドカップに出場決定!)やチャンピオンズ・リーグをIMDサッカーチームの観戦好きメンツと見にパブに行ったりしていました。また個人的にはACミランとレアル・マドリッドをスタジアムで見られたのは感激しました。

こう書いているとなんか遊んでばかりのようですが、授業はICP終了後もきっちり続いています(時にIMDらしい土曜日授業もあり)。ICP直後から"Execution and Change"という、ICPの経験を踏まえたチェンジ・マネージメントの授業が続きました。企業文化の改革、Pre/Post-M&Aの統合、グローバル企業の社内体制変更など大規模なイニシアチブをどう立案・実行し、フォローアップをしていくかにフォーカスを当て、多くの欧州企業のトップマネージメントが授業のゲストスピーカーとして来てくれました。

その後、現在は選択科目を受けています。小生がとったものは以下の通りです。
①International Financial Markets
②Business-to-Business Marketing
③Entreprenership
④Financial Engineering
⑤Globalization through Acquisitions

昨日で④まで終了したのですが、いずれも自分で選択できるためか興味をもって積極的に受けられた気がします。特に④の金融工学は秀逸で、担当したProf. Didier Cossinは、アカデミックとしても極めて高い能力と実績を持っている(IMDのウェブでご覧いただけます、ハーバード時代の指導教官はかのマートン教授)のですが、それ以上に難しいことを楽しく、しかし妥協しないレベルで教えられる能力に敬服しました。内容は、オプション、スワップ、クレジットデリバティブなどのハード系をカバーすると同時に、ヘッジファンドの各種のトレーディング手法(Capital structure arbitrage, correlation trade)を紹介し、デリバティブを使った仕組み債についても詳細に解説を受けました。またスイス2大銀行の一つの金融危機に関するケースなどもカバーされ、とても4日間とは思えない非常に密度が濃いものになりました。

本当にはやいものであと卒業まで2週間強となりました。クラスメートは仕事が決まって余裕の人、まだ面接等選考プロセスのの真っ最中の人などいろいろですが、それぞれ色々なことを考えているようです。卒業までに終わらせないといけないこと、卒業後の生活や仕事など考えないといけないことも多く、加えて、この1年について振り返ることが非常に多くなっています。
# by ouchy | 2009-11-20 19:56

ICP終了 ⇒ 5か月ぶりのブログ投稿


本当に久しぶりです。Nです(このペンネームも定かではなく、以前の投稿で確認してしまいました)。

5月からスタートしたICPが終了しました。期間としては4か月あまり。その間の6週間はICPのみに充てられた期間であり、相当な時間と労力を注いだプロジェクトとなりました。

今回はICPを通して感じた事をブログに記載したいと思います。

● クライアント+事業内容:
世界中で知られている大手食品会社の子会社が僕たちのクライアントでした。
その会社の事業内容は、欧州におけるエスニックフードの輸入販売というもので、世界中から潜在需要の高い商品を輸入し欧州内で拡販を図ることを目的としています。事業内容はシンプルなもので、商品の親しみやすさも手伝い、比較的スムーズなプロジェクトのスタートをきることが出来たと思います。

● IMDチーム:
チームは、イタリア、ロシア、韓国、ベルギー、日本で構成されました。
チーム員の前職は、コンサル(2)、ファイナンス(1)、ジェネラルマネジメント(1)、マーケティング(1)という内訳。上記にプラスしてプロジェクトコーチとして教授(僕たちのグループはマーケティングの教授)が定期的に進捗確認、アドバイザーとして参加。

コンサル出身者が2名居たことはプロジェクトを進める上でとても助かりました。プレゼン資料の作成は勿論、議論が発散しがちなグループワークをコントロールする上で、またクライアントの期待値コントロールを適切なタイミングで行う感覚はさすがと思って感心すると同時に学びになりました。
とは言え、中盤は議論が纏まらずにかなり苦労したことも事実。
例えば、Phase2(ICPは4つのPhaseからなっていてそれぞれのphaseでプレゼンをすることになっています)のプレゼン前日、提案内容のエスニックフードの販売チャネルについての議論は堂々巡りとなり混乱してしまいました。エスニックフードビジネスの範囲をどのようにとらえるのか?エスニックフードショップ(いわゆるパパママショップ規模)で販売されている全ての商品をビジネスの対象とするのか?或いは欧州外から輸入される食品すべてをビジネスの対象とするのか?といった内容で、議論は結局朝方まで続きました。翌朝クライアントのところへ向かう車の中で資料の最終修正を行うような状況とりました。



● クライアントの変化
終了した今となってはとても良いクライアントとの関係を構築出来たと思いますが、当初から良好な関係だったとは言えなかったと思います。クライアントからのIMDチームに対する見方は当初どちらかというと「お手並み拝見」というものだったものを、時間を掛けながら信頼関係を醸成していったというのが実情だと思います。

- 当初:受け身
そもそもIMDコンサルティングプロジェクトは今年が初めての企業で、CEOがIMDの教授との個人的関係で引き受けたものであり、担当者として希望したものではなかったこと。
また、コンサルティングチームの分析結果如何では担当者の過去のやり方や今後の方向性が否定されかねず、余計なことはしてほしくないという保守的な感情があったこと(推測)から、「どれだけ出来るかお手並み拝見、自分の考えはあるがそれはオープンにしない」という発言が聞かされた程。また「IMDの提案が自分の考えとどれだけ近いかまたは異なるかを確認することがプロジェクトの目的」とも。

- 中旬:雪解け
市場調査で欧州各国(イタリア、スイス、オランダ、ドイツ)に担当者と同行したり、PHASE1、PHASE2のプレゼン内容が受け入れられたこと(親会社へのプレゼンにかなり採用されていた)を契機として信頼感が芽生えてきたことが感じられるようになりました。
PHASE2終了後、欧州内の親会社との事業の仕切り分けを議論する会議にてプレゼンをしたあたりから担当者の意識変化が強く感じられるようになり前向きな評価が感じられるようになりました。

- 終盤:協働
最終プレゼンの数週間前には当初は自分の考えはオープンにしないと言っていたキーマン自ら考えを披露することに。お手並み拝見フェーズを超え、「IMDチームを活用しないと損」、と考えが変わったことが感じられました。最終プレゼンはクライアントへの提案というのが通常のようですが、プレゼンの事前に内容については合意済みで、親会社の責任者を説得する場に駆り出されたようなかたちとなりました(親会社同席の基のプレゼン)。

プロジェクト終了後にコンサル出身者にICPの出来をプロフェッショナルの立場から評価してもらいましたが、質については70%-80%、期間については2-3週間で終わるプロジェクトだと聞かされ少々残念な気持ちがしましたが、自分自身の学びの機会と考えれば実際の企業を相手に行うプロジェクトは充分意義深いものだったと思います。

因みにプロジェクト終了後、チームメイトの一人は復職するまでの数ヶ月間クライアントのところで働かせてもらえないか交渉中です。ICPを契機にジョブオファーをもらうケースはこれまでにも多々あり、今年も他プロジェクトはジョブインタビューのオファーが既にあると聞いています。

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スイス国内で撮った写真を添付します。

1枚目:インターラーケン/ユングフラウヨッホ頂上にて
2枚目:クライアント本社横の湖(素晴らしい環境!羨ましい!)
# by ouchy | 2009-11-05 05:37

ICP、チェコへ

ご無沙汰しています。konagasaです。
10月を控え、帰国まで後2ヶ月になりました。

ここまで来ると、日本に戻ってまたバリバリ働くことへの期待感と同時に、
この1年間が自分にとって如何に貴重だったかを噛締めるようになります。

自分にとってのIMDは桃源郷+今後の人生のための修行の場のようなものでしょうか。

仕事のプレッシャーから解放されて、
自分の好きなことを学び、
自分を見つめなおし、
そして自分に欠けていたものを補充する。。。

今日は継続的に参加しているPDI(個別カウンセリング)セッションがあり、約2時間半に渡りカウンセラーと、
心理学の側面からみた自分の棚卸しと、私の性格が故に今後の人生でぶつかるであろうハードルやその克服の仕方を議論してきました。

抽象的で分りにくくてすいません。Blogでは書きにくいのですが、少なくともIMDでのさまざまな経験を通じて自分に対する理解は深まったことは確実に言えます。

この発見を味わいたい人は是非IMDに来てください。学問や文化だけでなく新たな自分発見が確実にできると思います(笑)

しばらくご無沙汰していたので、ちょっとプログラムを振り返りますね。

Rioさんが触れている8月のDiscovery Expeditionの後は、ICP (International Consulting Project) のフェーズ1、2が本格的に始まりました。同じくRioさんが触れていましたが、フェーズ1は業界分析、フェーズ2は会社分析がメインテーマです。

私はチェコ最大の自動車メーカーのプロジェクトに入り、新規ビジネス機会を探るというテーマでコンサルティングを行っています。
メンバーは5名(ロシア人、ドイツ人、中国人、ノルウェー人と私)で、教授がアドバイザーについています。
クライアントのカウンターパーティーは、社長、事業担当役員、マーケティング担当役員の3名で、最終的に彼らに対して、経営提案を行うという流れです。

私自身戦略コンサル出身のためよく分るのですが、通常のコンサルティングプロジェクトにほぼ近いイメージです。

経営陣とのディスカッションから課題を探り出し、
業界・市場分析を行い大きなトレンドを理解し、
実際に会社を訪問して従業員のインタビューや工場視察などをこなしながら課題を分析し、
ディーラーやエンドユーザーとのインタビューやアンケートから真のニーズを探り出し、
同時に競合他社インタビューで得た情報を交えて今後のシナリオを描く、
これらを統合して、打ち手仮説を構築し経営陣とディスカッションをしながら仮説を深めていく

勿論、通常のコンサルティングビジネス同様、クライアントとのリレーションシップ構築から一連のロジスティックまで全て我々の手で行います。
(小額ながら報酬もIMDに入ってきます。残念ながら個人には還元されませんが。。。)

チェコでのプレゼンテーション前日に最後の仕上げをホテルの一室にて
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非コンサルティング出身者にとっては、一通り本格的なコンサルティングプロジェクトを体験でき、かつ教室で学んだアカデミックな知識を実践できる

私のようなコンサルティング出身者にとっては、多国籍チームで、海外のクライアント、かつ興味のある業界に対してできる(クライアントを選ぶことができるので)。
同時に、コンサルタントじゃない人たちと一緒にプロジェクトを行うことによって、イメージ通り議論が進まない苛立ちや鬱憤を体験し、本当のリアルな経験ができると思います。

プレゼンテーションの質は、プロフェッショナルファームと比較すると流石に落ちますが、
ただ格安でプロジェクトを引き受けていることを考えると、充分にクライアントの期待には応えられると思っています。

私たちのチームは、キャンパスで業界分析や電話インタビューにより業界関係者から情報を集め、実際に1週間チェコのクライアント先に滞在しインタビューや実地視察を行ってきました。


商品を実地視察
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クライアントとの懇親会。日本風の激しい飲み会でした
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しっかり5日間働いた後、休日はちゃっかり帰り道のウィーンで観光をして帰ってきたところです。

ウィーンのALBERTINA MUSEUMの前にて。ノルウェー人と中国人の友人達
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ICPのフェーズ3、4は具体的な経営提案の詰めとインプリメンテーションフェーズに入ります。最後のIMD生活を楽しみながら、クライアントの期待に応えられるようにアウトプットを出していきたいと思っています。

konagasa
# by ouchy | 2009-09-27 06:34 | 2009年9月

Discovery Expedition-南アフリカへ

こんにちは、Rioです。夏休みなどを挟みご無沙汰になってしまいましたが、7月19日から8月1日にかけて行われた学校のプログラム”Discovery Expedition”(DE)について書いてみたいと思います。

Discovery ExpeditionとはIMDが全員必修のプログラムとして行っている(主に)開発途上国の訪問プログラムで、学校のブロシャーには次のように記されています。と”…discovery expedition to a region or country facing a difficult business environment. The objectives are to explore the challenges facing the country and to gain a deeper understanding of situations in which, as a future leader, you may assume a proactive, broader responsibility.”

本年は前年までのDEから2点ほど変更がありました。まずタイミングですが、従来夏休み前に行われていたのですが、夏休み直後に行われることとなりました。ふたつ目の変更点は、訪問中主に現地企業へのコンサルティングを行うこととなった、というものです。

行先は2007年に続き2回目の南アフリカ(ヨハネスブルグ)でした。個人的にはアフリカ大陸に足を踏み入れたことがなく、初の訪問となりました。ご存じのとおり、南アフリカでは来年ワールドカップが開催されることとなっており、国内も大いに盛り上がっていました。

夏休み前から何度か南アフリカからのゲストスピーカーをクラスに招待したり、クラスメートで同国の諸事情について調査をしていたのですが、この国は想像を超えて、様々なイシューを抱えていることが分かりました。たとえばHIV/AIDSの問題。国全体のエイズ罹患率は約28%にも上ります。これは健康のみならず、労働力の不足や孤児の増加といった社会全体に大きな影を落とす問題となっています。また1990年代前半まで続いていたアパルトヘイト後の人種間の融和、人種毎の格差是正のための黒人優遇政策=BBEEE(Broad Based Black Economic Empowerment)のひずみや今なお続く貧困問題などあらゆる問題が現在進行形で続いています。

今回は個人的に最も印象に残っているCotlands( http://www.cotlands.org/index.html )というHIV/AIDS孤児院について書きたいと思います。

前述の通り、HIV/AIDSは南アフリカにおける最も身近な問題ですが、これによる孤児は数百万に及んでいます。多くの孤児が比較的貧しいタウンシップに住んでおり、栄養・衛生の問題は言うまでもなく、教育なども十分に受けることができず、人道的にも社会的にも大きな問題となっています。Cotlandsはそうした両親もしくは片親をエイズで亡くし、十分なケアが受けられない子供を巡回もしくは養育(孤児院)という形でサポートしているNGOで企業スポンサーなどによって支えられています。なお孤児院で預かっている子供の多くもHIVを罹患しています。IMDは、2008年のICP(5月のポストご参照)を通じて2008年に無償でコンサルティングを提供し、同団体が南アフリカ全域にサービスを拡充するための支援を行いました。

今回訪問した時には、Cotlandsの責任者の方が、昨年のMBAのスライドを見せて下さり、MBAからの提言の実施状況や難しい点なども率直に教えてくれて、我々のアプローチが役に立っている点が多いにある反面、一筋縄ではいかない現実も実感することができました。その後、まず乳幼児の部屋に入り一緒に遊び、次に幼稚園から小学生くらいの子供と遊んだのですが、どの子も元気いっぱいで肩車、ボールや三輪車などで延々と遊びました。

楽しく30分ほど遊び、帰る時間になったとき、男の子が”Are you going home?”と聞いてきました。私はそうなんだ、と答えると彼はとたんに悲しい目をして、”Are you coming back soon?”と聞いてきました。またすぐ来るよと云いたいところだったのですが、それは嘘になってしまうかもしれず、かといって「もう数年は来れないかもしれない」と答えることもできず、曖昧に頷くことしかできませんでした。孤児院は出来る限りのサービスを提供しており、彼らがHIV/AIDS孤児の中で恵まれた状況にいることは間違いないのですが、男の子の感じているであろう孤独感を感じるとなんともやりきれなくなります。

この体験は、南アフリカの抱える問題の一端を深く体験し、ビジネスパーソンとして、また同時代の一人の人間としてなにをするべきか、なにができるかを考えるきっかけになりました。数名のクラスメートとこの話をしてきていますが、それぞれ違ったアプローチでなにができるか考えているようです。私も時間がかかると思いますが、力になりたいと思います。ご関心のある方はぜひCotlandsウェブサイトのHow Can You Helpもご参照ください。
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# by ouchy | 2009-08-13 13:34